トライアルファ流ホイールカスタムガイド Vol.3 ホイール交換で走りはどう変わるのか編

トライアルファ流ホイールカスタムガイド Vol.3 ホイール交換で走りはどう変わるのか編

タイヤ・ホイールの基礎知識

ホイールのプロ湯浅氏に取材を重ねた「トライアルファ流ホイールカスタムガイド」も3回目の最終回となった。これまでホイールカスタムで「見た目がどう変わるのか」、「他のパーツではなく、なぜホイールからカスタムすべきか」を紹介してきたが、最終回では「ホイール交換で走りはどう変わるのか」を解説する。
ホイール交換で走りがどう変わるのかを説明する前に、タイヤ・ホイールの基礎知識とサイズの見方から紹介したい。これを理解してもらうと後述する話が理解しやすいからだ。

タイヤ・ホイールのサイズの見方


上記写真がタイヤやホイール選びの際によく見かけるサイズ表記だ(画像のホイールはメーカー純正品)。各表記について簡単に説明すると…
1、175はタイヤトレッドの幅をmmで表したもの。
2、65は扁平率。タイヤの厚み(タイヤの半径からホイールの半径を引いた数値)÷リム幅×100で計算。
3、Rは構造記号(LTはライトトラック、RFはランフラット等)
4、15はホイールの直径(リム径)をインチサイズで表記した数値。1インチ=2.54cm。
これを何となくわかった上で、下記の解説を見てもらえればホイール性能の違いについて理解しやすいだろう。

ホイール交換で走行性能はどう変わるのか

ホイールサイズを大きくするとどうなる?
メリット高速走行時の安定性が高くなる
路面とのタイヤのグリップが向上
コーナリングが安定する
ブレーキの利きが良くなる
デメリット路面のデコボコが車体に伝わりやすくなり、乗り心地がやや悪化
燃費がやや悪化
ホイールサイズが大きくなるとタイヤ価格高くなる場合がある

ノーマルホイールと同じサイズを選ぶ

ノーマルと同じサイズのカスタムホイールを選ぶと、同じ厚みのタイヤを履かせることになる。タイヤ内部には空気が入っており、この空気が路面からの衝撃を和らげる役割を担っている。
同じホイールサイズを選んだ場合、クッション効果に違いがないため乗り味に大きな変化は起きない。純正ホイールよりアルミホイールは軽量になることが多く、加速や燃費の向上効果は感じられるだろう。ノーマルの走りに特に不満がない場合は同サイズのホイールを選ぶのがオススメだ。

ノーマルホイールより大きなサイズを選ぶ(インチアップ)

同じ車種でホイールサイズを変更した場合のサンプル画像が上記だ(画像のホイールはメーカー純正品)。ホイールをインチアップさせるとホイールの直径が大きくなるため、見た目のインパクトが強くなる。
走りに関しても上記表の通り、高速安定性の向上などのメリットはあるが、タイヤ価格が少し高くなる場合があるため、そこは事前に確認が必要。

ノーマルホイールより小さなサイズを選ぶ(インチダウン)

実際にやる人は少ないが、インチダウンという選択肢もある。タイヤの費用を抑えたり、ホイールデザインの可愛さを演出するなどでインチダウンを選ぶ手もある。ただし、ノーマルサイズの荷重値、外径サイズを下げないように注意して欲しい。

ホイールの製造方法の違い:手ごろな鋳造とコストが高い鍛造

続いてはホイール製造方法について。トライアルファのホイールではユーザーの購入しやすさを考え、ホイール価格が手ごろになる鋳造(ちゅうぞう)という方式で製造している。
鋳造とは型に溶けたアルミを流し込んで成型する製造方法だが、より軽量で強度が高いホイールを製造する場合は鍛造(たんぞう)という方法もある。
鍛造ホイールの場合、非常に強い圧力をかけて製造するため、頑丈な金型が必要となる。鍛造だと軽量で高性能なホイールを製造できるものの、価格が非常に高くなるため、最近では鍛造ホイールを装着するのは限定的な車種に偏ってきている。

デザイン◎、性能〇 価格◎なトライアルファのカスタムホイール

トライアルファホイールカスタム:マツダ CX-5
3回に渡ってお届けしてきた「トライアルファ流ホイールカスタムガイド」お楽しみいただけただろうか。トライアルファ代表、湯浅氏のホイールに関する造詣は非常に深く、この連載記事を機にホイールカスタムに興味を持った方も多いはず。
トライアルファは「手ごろな価格でホイールカスタムを楽しんで欲しい」という願いで設立されたため、レオウイングシリーズは比較的安価に販売されている。国内で開発・設計したホイールのため、安価な海外製品に起こりがちな品質のムラは起こり得ない。
ホイールを知り尽くしたトライアルファが手掛けたレオウイングシリーズなら安心してホイールカスタムを楽しむことができるだろう。

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