124スパイダー vs ロードスター|燃費性能比較
JC08モード燃費は、アバルト 124スパイダーの6速MTが13.8km/L、6速ATは12km/L。ロードスターは1.5Lエンジンのソフトトップの6速MTが18.5km/L、6速ATは17.2~18.8km/Lだ。ロードスターRFはすべての仕様が15.6km/Lになる。燃費数値では自然吸気のロードスターが勝るが、アバルト 124スパイダーは、1.4Lのターボで2.5リッター並みの動力性能を発揮する。そこまで考えればこの燃費も納得できる。
124スパイダー vs ロードスター|価格の割安感比較と結論
アバルト 124スパイダーの価格は6速MTが388万8000円。6速ATは399万6000円だ。マツダの工場が製造する日本製とはいえ、海外ブランドの本格オープンスポーツカーでは格安に抑えた。日本のユーザーから見ると「マツダ製でシャシーやインパネもロードスターと共通」という成り立ちが魅力を妨げるが、活発なエンジンの回転感覚、安定性よりも切れの良さを重視する操舵感は「アバルト」のイメージに合う。ロードスターのソフトトップRSが320万7600円、RFの同グレードが374万7600円に達することを考えれば、アバルト 124スパイダーが買い得ともいえるだろう。
ただしこの判断はアバルト 124スパイダーとロードスターの優劣にとどまり、単純にクルマとして見た場合は、両車とも買い得とはいえない。
ちなみに厚生労働省のデータによると、近年の世帯平均所得金額は545万8000円だ。90年代は600万円を超えていたから、今は20年前に比べて約100万円(比率にすると16%)も減っている。
この経済状態で「300万円を超えるスポーツカーがお買い得」と述べるのは無責任だ。世帯平均所得金額の40%以下に収まる200万円前後の軽量なスポーツカーが欲しい。そうなるとロードスターも予算の範囲を飛び超えてしまい、結局はスズキスイフトスポーツあたりで手を打つことになる。
従って「クルマ離れでスポーツカーが売れない」という見方は誤りだ。根底には所得と価格の隔たりがある。
しかも今は実用的で安全装備と燃費が優れ、価格が150万円前後(平均所得の30%以下)という先進的な軽自動車が数多く発売されている。スポーツカーなど趣味性の強い車種に対する諦めの気持ちも手伝って、「今は軽自動車で十分でしょ」と自分を納得させてしまうクルマ好きのユーザーも多いだろう。奥様も今の軽自動車は安全性と経済性が高いから好意的だ。
2018年はもっと現実を見据えて、消費者の味方になれるようなスポーツカーの登場を期待したい。自動運転にも当てはまる話だが、妄想の世界で遊び半分に物事を語るのは、そろそろ終わりにしたい。
アバルト 124スパイダー vs マツダ ロードスター 主要スペック表
| 車種名 | アバルト 124スパイダー | マツダ ロードスター |
|---|---|---|
| 駆動方式 | 後輪駆動(FR) | 後輪駆動(FR) |
| トランス ミッション | 6速MT or 6速AT | 6速MT or 6速AT |
| 価格(税込) | 3,888,000~3,996,000円 | 2,494,800~3,208,000円 |
| JC08モード燃費 | 6MT車:13.8km/L 6AT車:12.0km/L | 17.2~18.6km/L |
| 全長 | 4,060mm | 3,915mm |
| 全幅(車幅) | 1,740mm | 1,735xmm |
| 全高(車高) | 1,240mm | 1,235mm |
| ホイールベース | 2,310mm | 2,310mm |
| 乗車定員 | 2名 | 2名 |
| 車両重量(車重) | 6MT車:1130kg 6AT車:1150kg | 990~1,060kg |
| エンジン | インタークーラー付きターボチャージャー 直列4気筒 マルチエア 16V ガソリンエンジン | 直列4気筒 DOHC 16V 直噴ガソリンエンジン |
| 排気量 | 1,368cc | 1,496cc |
| 最高出力 | 170ps(125kW)/5500rpm | 131ps(96kW)/7000rpm |
| 最大トルク | 25.5kg-m(250Nm)/2500rpm | 15.3kg-m(150Nm)/4800rpm |
| 燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |




コメント
コメントを投稿